ホームインスペクション報告書の指摘を3つに分ける:安全、構造、その他
ホームインスペクション報告書には、数十項目、ときには100項目を超える指摘が並ぶことがあります。分類しなければ、「電気配線に安全上の懸念がある」と「あるコンセントのカバーが緩んでいる」に同時に向き合うことになりますが、報告書上の見え方はどちらもほとんど変わりません。
なぜ分類するのか
報告書は列挙する形式で書かれており、優先順位をつけてはくれません。一方、これからすることはすべて、つまり続けるかどうかを決めること、売主と何を交渉するか、自分でいくら用意するかは、どれも優先順位を必要とします。
分類の目的は深刻さを判断することではありません。それは専門家の仕事です。分類とは、情報を話し合いに持ち込める形に整理することです。
3つの分類
分けるときに、ある項目がどれに入るのか迷ったら、ホームインスペクターにそのまま聞きましょう。自分で推測するより確実です。
- 確認できる相手
- 安全:人の安全に関わる項目。電気、ガス、一酸化炭素、構造に起因する転落の危険、有害物質
- 構造:建物本体に影響する項目。基礎、耐力、屋根、排水
- その他:機能面、外観、経年劣化、メンテナンスに関する項目
分けたら、各項目に3つの欄を足す
分類は最初の一歩にすぎません。本当に行動に移せる形にするのは、そのあとの3つの欄です。
- 確認できる相手
- 緊急度:今すぐか、数か月以内か、数年以内か
- 誰が直せるか:専門の資格が必要か、一般的な修理で足りるか
- おおよその金額:この欄はひとまず空けておき、あとで実際の見積もりで埋める
「その他」を丸ごと捨てない
「その他」は重要でないという意味ではなく、急がないという意味にすぎません。合計するとかなりの金額になる項目がいくつか含まれていることもあり、しかも入居後に遅かれ早かれ対処することになります。
ですから、この分類の使い道は、入居後の支出を見積もることです。当サイトには、住宅購入で用意する3つのお金についての別の記事があります。その3つ目の予備資金が、この分類のためのものです。
分け終えたら、ホームインスペクターに一度確認する
分類の結果をホームインスペクターに送り、分け間違いがないか見てもらいます。通常は数分で済みますが、深刻な項目を「その他」に入れてしまうことを防げます。
あわせて、こう聞いてもかまいません。このなかで、クロージング前に対処するようすすめるものはどれですか?その答えは自分の判断と違うことがあり、その違い自体が情報になります。当サイトには、修理項目は推測ではなく、実際の見積もりを取ることについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、報告書の整理の仕方です。個々の項目の深刻さを判断するものではなく、特定の物件の状態を評価することも、検査結果の読み解きを行うこともありません。関連する判断は、資格のあるホームインスペクターまたは専門家から得てください。
ポイント
報告書の上では「電気配線に安全上の懸念がある」と「コンセントのカバーが緩んでいる」がほとんど同じに見えるので、自分で安全、構造、その他の3つに分ける必要があります。各項目には、緊急度、おおよその金額、誰が対処するかを書き足します。「その他」をまとめて捨ててはいけません。それは入居後のやることリストです。分け終えたら、ホームインスペクターに一度確認します。