1年目の終わりに、当初の予算と実際の支出を振り返る
家を買う前にあなたはいくつか見積もりをしましたが、それらは当時手に入った情報に基づくものでした。1年住んだいま、手元にあるのは本当の数字です。それはどんな見積もりよりも正確です。
なぜこの1時間をかける価値があるのか
1年目の数字は3つのことを教えてくれます。どれが正確に見積もれていたか、どれが大きく外れていたか、そして当初まったく思いつかなかった項目は何かです。
そしてこの3つは、これからの段取りに直接影響します。修繕用の予備資金をいくら置くか、毎月のキャッシュフローをどう見込むか、調整できる支出があるかどうかです。
照らし合わせる項目
当初の見積もりと実際の記録を並べます。当初見積もりを書き残していなかったなら、実際の数字だけを整理して、来年の基準にします。
- 確認できる相手
- 住宅ローンの月々の支払い(エスクロー口座の分を含む)
- 固定資産税――実際の金額は当初調べたものと同じですか。
- 住宅保険
- 電気・ガス・水道・インターネット。季節ごとに見る
- 地域の管理組織の費用
- 修理とメンテナンスの実際の支出
- 当初思いつかなかった項目
「当初思いつかなかった」欄がいちばん価値がある
どの所有者も1年目には、予想していなかった支出がいくつか出てきます。工具、庭の手入れの道具、除雪、当時気づかなかった修理、あるいは入居して初めて必要だと分かったものです。
それらを書き出すと、一度きりのもの(工具は買えば手元に残ります)と、毎年発生するものがあることに気づきます。この区別が、来年の予算をどう見込むかを決めます。
年間の合計だけでなく、季節ごとに見る
電気・ガス・水道の支出は季節によって大きく違うことがあり、年間の平均はその差を隠してしまいます。平均だけを見ていると、冬や夏の請求書が来たときにやはり驚くことになります。
ですからこれらの項目を月ごとに並べてみると、ピークがどの月に来るかが見えます。分かっていれば、低い月に少し多めに残しておけます。
振り返ったあとに3つのことを調整する
振り返りの目的は行動を生み出すことであって、報告書を一部作ることではありません。
- 確認できる相手
- 修繕用の予備資金:1年目の実際の状況で、毎月入れる金額を計算し直す
- 重要な日付の表:この1年に増えた項目や変わった項目を反映する
- 今後のメンテナンス計画:インスペクション報告書にあった「数年以内に対処が必要」な項目は、1年たったいま、並べ直す時期です
毎年一度のことにする
1年目を終えたら、毎年決まって行う用事として予定に入れます。覚えやすい時期と結びつけてもよいでしょう。たとえばクロージングの記念日や年末です。
毎年1時間で済み、この家の実際のコストをずっと把握していられます。請求書を受け取るたびに驚くより、ずっとましです。当サイトには、年に一度の所有者の点検で開くべきいくつかの書類についての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、振り返りの方法と調整できる方向です。いかなる金額、割合、予算上の助言も提供せず、住宅価格やいかなる支出についても予測せず、ファイナンスまたは税務上の助言にもあたりません。関連する疑問は資格のある専門家に相談してください。
ポイント
満1年住むと、手元にあるのは本当の数字で、どんな見積もりよりも正確です。当初の見積もりと実際の支出を項目ごとに比べます。「当初思いつかなかった」欄がいちばん価値があります。年間の合計だけでなく、季節ごとに見ます。振り返ったら、修繕用の予備資金、補償額、エスクローの金額を調整します。毎年一度行いましょう。