引き渡し日を決めるときは、賃貸契約と引っ越しも一緒に組み込む
引き渡し日は、交渉の場では手続きの終点としか扱われないことがよくありますが、同時に引っ越し計画の出発点でもあります。この2つがかみ合っていないと、その間の空白にも重複にもお金がかかります。
少なくとも3本の時間軸を合わせる
取引の時間軸、今の住まいの時間軸、そして引っ越しの時間軸です。この3本にはそれぞれの制約があり、ひとりでにそろうことはありません。
- 確認できる相手
- 取引:オファーの受け入れからクロージングまでどのくらいかかりますか。住宅ローンの手続きはどのくらいかかりますか。
- 今の住まい:賃貸契約(リース)はいつ満了しますか。どのくらい前に通知が必要ですか。融通はききますか。
- 引っ越し:引っ越し業者はどのくらい前に予約が必要ですか。繁忙期は予約が取れないことがありますか。
余裕を持たせ、ぴったりに合わせない
最も理想的な組み方は、引き渡し日と退去日の間に数日の重なりを残すことです。この数日があれば、先に新居を少し整え、必要な清掃や修理を済ませてから、落ち着いて引っ越せます。
一方、ぴったり合わせる組み方はリスクが高くなります。引き渡しが延期されることがあるからです。延期の理由はさまざまで、その多くは自分ではどうにもできません。賃貸契約が同じ日に終わるなら、行く場所がなくなってしまいます。
延期はよくあること、先に対応を考えておく
日程を交渉する段階で、先に聞いておけます。延期になる場合、通常はどのくらい延びるのか。契約書にそれに関する取り決めはあるのか。
同時に自分でも考えておきます。1週間延びたらどうするか。賃貸契約は延長できるか。荷物は一時的に預けられるか。この問いは、延期の知らせが来た日に考えるより、今考えるほうがずっと楽です。
引き渡しに向かない日もある
月末と月初は通常、引っ越しの繁忙期で、引っ越し業者の予約が取りにくく、費用も異なることがあります。連休の前後も同じです。
また、引き渡し日が金曜日にあたると、何か問題が起きたときに翌週の月曜日まで対処を待たなければならないことがあります。必ずしも問題になるわけではありませんが、知っておく価値はあります。
3本の線を1枚の表に書く
1枚の月間カレンダーに3本の時間軸を書き込みます。取引の重要な日付、賃貸契約の重要な日付、引っ越しの重要な日付です。一緒に書いてはじめて、ぶつかる箇所が見えます。
当サイトには、オファーが受け入れられたら、すぐにこの先のすべての期限を洗い出すことについての別の記事があります。2枚の表は1枚にまとめて使えます。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、日程を組むときに一緒に考えておくことです。取引の手続き、賃貸契約、契約上の期限に関するいかなる規定も述べず、特定の日付が可能かどうかも判断せず、法律上または財務上の助言でもありません。実際の日程は、契約書の文言と関係する専門家の説明を基準にしてください。
ポイント
引き渡し日は、同時に引っ越しの出発点でもあります。賃貸契約、住宅ローン、引っ越しの3本の時間軸がかみ合うようにし、しかも余裕を持たせます。延期はよくあることなので、空白の期間にどこに住むかは事前に考えておく価値があります。