契約書の条件条項(コンティンジェンシー)がそれぞれ何を守ってくれるのかを理解する
オファーの内容は金額だけではありません。契約書にあるいくつかの条件条項が、どんな場合に交渉し直せるのか、手を引けるのか、そして手を引いたときに何が起こるのかを決めます。
条件条項がおおよそ扱っていること
条件条項に共通する構造は、「ある事柄が満たされなかった場合、あなたは一定の期限内に何らかの権利を持つ」というものです。条項によって、その「ある事柄」が違います。家の状態、ローン、査定(appraisal)、所有権(タイトル)、あるいはその他です。
各条項の具体的な内容、期限、効果は、あなたが実際に署名するその契約書によって決まり、しかも州によってやり方が違います。
1条ずつ確認する5つのこと
契約書を手に、条件条項の1つ1つについて次の5つを尋ねます。
- 確認できる相手
- この条項は、どんな状況を守るためのものですか。
- 期限はどのくらいですか。どの日から数えますか。
- 何をすれば、この権利を行使したことになりますか。書面が必要ですか。
- 期限内に行使した場合、手付金はどう扱われますか。
- 期限が過ぎても何もしなかった場合、何が起こりますか。
2番目と5番目の質問で最も問題が起きやすい
これらの期限は通常とても短く、しかもごく具体的なある日から数え始めます。1日か2日数え間違えた結果は、実際の損害になりかねません。
ですから、契約書を受け取ったその日に、すべての期限を実際の日付でカレンダーに書き込み、それぞれに前もってのリマインダーを設定しましょう。「何日以内」と覚えるのではなく、「何月何日まで」と覚えます。
条項の放棄は実質的な決断
競争になっている状況では、オファーの魅力を高めるために一部の条件条項を放棄することを選ぶ人がいます。これは現実に行われているやり方ですが、同時に実質的なリスクの移転でもあります。
ただ、そうすることを考えるなら、放棄したあとの実際の結果を署名の前に必ずはっきり確認し、資格のある専門家に相談してください。
自分で説明できるようになるまで尋ねる
実用的な確かめ方があります。条項の1つ1つを自分の言葉でエージェントか弁護士に説明してみて、理解が合っているかどうかを確認してもらうのです。
説明できないなら、まだ理解できていないということです。そして、この段階で理解できなかったことは、あとになって、たいていもっと高くつく形で理解させられることになります。
各条項の詳細には、それぞれ記事がある
この記事が扱うのは、1条ずつ確認していく方向です。そのうちいくつかの条項には、それぞれ独自の期限、手続き、よくあるつまずきどころがあり、それらは個別に見る必要があります。
以下の各記事は、個別の確認が最も必要な条項と、それらが共有するスケジュールを扱っています。
- 確認できる相手
- 当サイトには、ホームインスペクション条項の期限と、手を引くための具体的な手続きを確認することについての別の記事があります。
- 当サイトには、査定条項がどう働くかを確認することについての別の記事があります。
- 当サイトには、手付金の金額、いつ支払うか、誰に預けるかを確認することについての別の記事があります。
- 当サイトには、オファーが受け入れられたらすぐに、その先のすべての期限を書き出して並べることについての別の記事があります。
- 売主が修正を加えたものを返してきた場合については、当サイトには、それが3種類の返答のうち最もよくあるものだという話についての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事は、1条ずつ確認していく方向と尋ねるべき質問を扱っています。特定の条項の内容や法的効力を解説するものではなく、特定の条項を採用することや放棄することを勧めるものでもなく、法的助言にもあたりません。州によっても契約書によっても異なりますので、あなたが実際に署名する書類を基準にし、資格のある専門家に相談してください。
ポイント
それらの条項が、どんな場合に交渉し直せるのか、手を引けるのか、そして手を引いたときにお金がどう計算されるのかを決めます。1条ごとに5つのことを尋ねます。何を守るのか、期限はどのくらいか、どう行使するのか、放棄した結果はどうなるか、どの条項と連動しているかです。自分で説明できるようになるまで尋ねましょう。