事前承認レターの金額は、オファーの金額に合わせて出してもらえる
事前承認(pre-approval)レターを受け取ったとき、ほとんどの人が確かめるのは1つだけ、金額が足りているかどうかです。しかしその数字は、のちに売主の机の上に置かれます。そしてそれは、あなたが思う以上に多くを語ります。
その数字はどう読まれるか
承認額がオファーよりはっきり高いのを売主が見ると、受け取るメッセージは「この人にはまだ余裕がある」です。複数の買主が競り合う状況では、これがあなたの立場を直接弱めます。相手には、あなたの今の数字を受け入れる理由がありません。
逆に、承認額がオファーとちょうど同じなら、メッセージは「これがこの人にできる限界だ」に変わります。同じオファーでも、添える承認レターが違えば、返ってくる反応が違うことがあります。
金額を合わせた版を貸し手に出してもらう
貸し手は通常、同じ1つの承認について、金額をあなたのオファーと同額にしたレターを出すことができます。これはよくあるやり方で、審査をやり直す必要はなく、実際に借りられる枠も変わりません。
ですから、より良いやり方はこうです。先にいくらでオファーするかを決め、それに合わせた金額の版を出してもらいます。上限額が書かれた1通を持ってオファーしないことです。
- 確認できる相手
- ローン担当者に聞く:このオファー金額で承認レターを出してもらえますか。
- どのくらい時間がかかるかを確認する(通常はすぐですが、オファーするその場で聞いたのでは間に合いません)
- オファーの金額を変えるたびに、新しい版が必要かどうかを確認する
あまり語られないもう1つの働き
承認の上限は、あなた自身にも心理的に作用します。内見のとき、自分が「本当はこの数字まで行ける」と知っていると、ある家を気に入ったあとで、つい上乗せしがちです。
承認レターを自分で決めた範囲に収めておくことは、あらかじめ自分に一線を引いておくのと同じです。その線は冷静なときに引いたもので、気に入った家を見たあとに引いたものではありません。
予算との関係
これは、あなたがすでに自分の数字を持っている場合にだけ意味があります。当サイトには、承認の上限と無理なく払える金額の違い、つまり承認額はあなたの予算ではないことについての別の記事があります。先に後者を計算しておいてこそ、この記事のやり方に根拠ができます。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、貸し手に対して出せる依頼です。いずれかの貸し手の業務上の決まりを述べるものではなく、オファーの金額や戦略を勧めるものでも、特定の貸し手・プラン・商品を推薦するものでもありません。金利・金額・条件を示すものではなく、誰かの資格や返済能力を評価するものでもありません。財務上または法律上の助言にもあたりません。
ポイント
レターに書かれた数字は売主の机の上に置かれ、あなたがあといくら上乗せできるかとして読まれます。オファーの金額に合わせた版を貸し手に別に出してもらうことができ、承認そのものには影響しません。これは自分で計算した予算とは別の話です。互いに置き換えないでください。