リフォームが必要な家を検討するかどうかを決める
リフォームが必要な家は、帳簿の上では魅力的です。しかしそれは、不確実性の一部を価格からあなたへ移します。必ずしも悪いことではありませんが、事情を分かったうえで決める必要があります。
あなたは実際に何を引き受けるのか
リフォームが必要な家を買うことは、「あといくらかかり、どのくらい時間がかかるのか」という不確実性を引き受けるのと同じです。そしてこの不確実性は現実のものです。工事の実際の費用は当初の見積もりと違うことがよくあり、工期も同じです。
ですから判断の要点は「リフォームが終わったらどうなるか」ではなく、「予想より3割多くかかり、3か月長引いても、自分は持ちこたえられるか」です。
まずリフォームの種類を見分ける
工事の性質によって、リスクは大きく違います。
- 確認できる相手
- 外観と表面:塗装、床、キッチンと浴室・トイレの更新。比較的見積もりやすい
- 設備系:電気、配管、冷暖房空調、屋根。金額が高く、開けてみて初めて実際の状況が分かる
- 構造系:基礎、耐力部分、シロアリと害虫の被害。リスクがいちばん高く、専門家の評価が必要
- 許可の申請が必要な工事。工期も費用もその土地の規定に左右される
オファーの前にしておくこと
リフォームの見積もりは、自分の想像や動画を頼りにしてはいけません。まだ手を引ける段階のうちに、専門家の意見をもらいます。
- 確認できる相手
- 資格のあるホームインスペクターを探し、気になる項目については個別の専門評価を依頼する
- 実際の施工業者に見に来てもらい、書面の見積もりを出してもらう。1社だけにしない
- どの工事に許可が必要か、申請にどのくらいかかるか、制限があるかをはっきり聞く
- 貸し手に住宅の状態についての要件があるかを確認する。状態によっては融資の承認に影響することがあります
- 保険会社に聞く:この状態で引き受けてもらえるか、前提条件はあるか
開示されていない部分こそがリスク
分かっている問題は見積もることができ、交渉もできます。本当のリスクは、壁の裏、床の下、そしてまだ表に出ていないものです。
ですからここではホームインスペクションの価値が特に高く、時間を節約したいから、あるいはオファーの競争力に響くのが怖いからといって、簡略化してはいけません。当サイトには、ホームインスペクションの報告書の読み方についての別の記事があります。
時間のコストは軽く見られやすい
リフォームの期間中、あなたは今の住まいの費用を払い続けながら、同時にこの家の保有コストも払うことになるかもしれません。工期が延びれば、この重なった支出もそれだけ延びます。
また、自分で作業するつもりなら、実際に自分が使える時間を正直に見積もる必要があります。ほとんどの人が低く見積もるのは、使える時間数です。
この記事の範囲
この記事は、検討の際に考えるべき面と、相談すべき専門家を挙げたものです。いずれかの工事の費用や工期を見積もるものではなく、買うべきか買わないべきかを勧めるものでもありません。住宅価格、投資の収益、市場の動きについての判断や予測もしません。実際の評価は、資格のあるホームインスペクター、施工業者、その他の専門家に相談してください。
ポイント
リフォームが必要な家は、不確実性の一部を価格からあなたへ移します。外観、設備、構造の3種類のどれなのかを見分けます。オファーの前に人に見積もってもらいます。開示されていない部分こそがリスクで、時間のコストも計算に入れます。