貸し手が求める書類は一度にそろえてスキャンしておく。あとの追加提出はファイルを送るだけ
ローンの手続きでいちばん消耗するのは、たいてい「もう1通出してください」と繰り返し求められることです。ほとんどの場合、求められるのは同じ書類一式で、聞いてくる人が違うか、対象の期間が違うだけです。
繰り返し求められる数種類
求められる内容は会社によって完全に同じではありませんが、核心は同じです。収入が安定していること、資産が本物であること、負債がはっきりしていることを証明することです。
- 確認できる相手
- 直近の確定申告(税務申告)の資料
- 給与に関する証明(給与所得者の場合)
- 銀行口座と投資口座の明細書
- 現在ある負債に関する書類
- 身分証明書
集めることより整理の仕方が大切
最初からスキャンして電子ファイルにし、「種類+期間」で名前を付けて、同じフォルダーに入れておくことをおすすめします。あとで追加提出を求められても、ほとんどの場合は手元にあるファイルを送るだけで済み、探し直す必要がありません。
明細書は特に問題になりやすい書類です。通常は「完全な」もの、つまりページ番号と白紙のページまで含むものが求められるからです。取引のあるページだけを抜き出すと、突き返されて出し直しになることがよくあります。
- 確認できる相手
- どの書類も完全なファイルで保存し、必要な部分だけを切り取らない
- ファイル名に種類と期間をはっきり書く
- 有効期限に気をつける:明細書は通常、直近の数期分が求められ、古すぎるものは更新を求められます
自営業の人はもっと早く始める
自営業の人や自営の収入がある人は、通常、より長い期間の完全な資料が必要で、集めて整理する時間も長くかかります。しかも収入の認定方法が給与所得者とは異なり、追加の説明書類が必要になることがあります。
ですから、取りかかる時期は給与所得者より前倒しにすべきです。オファーの準備をする段になってから始めるのでは遅すぎます。
資金の寝かせ期間と一緒に考える
書類の準備と資金がそろうことは、同じ1つのことの表と裏です。相手が見たいのは「お金がどこにあって、いつ入ってきたのか」だからです。当サイトには、資金を口座にどのくらい置いておく必要があるか、親族や友人からの贈与では何を準備するかについての別の記事があります。
この2つを一緒に前倒しで進めておけば、手続きの中盤でいちばんよく起きる行き詰まりを避けられます。
このフォルダーはクロージング後も解散しない
同じ書類の束は、その後も何度も求められます。確定申告、保険の加入、将来ローンを借り換える場合、そしていつか自分が売る側になるときです。最初に整理にかけた時間は、そうした場面で一度ずつ取り戻せます。
当サイト(ビザサイト)には、重要書類を何部残し、どこに置いておくかについての別の記事があります。住宅ローンの書類の束にも同じルールが当てはまります。1部は手元のパソコンに、1部は自分で管理しているクラウドに置き、名前の付け方は統一しておきます。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、自分で整理してバックアップできるフォルダーの作り方です。いずれかの貸し手が実際にどの書類を求めるかを述べるものではなく、いずれかの書類が十分かどうかを判断するものでもありません。財務上の助言にもあたりません。
必要書類と追加提出の決まりは、その貸し手に直接確認してください。
ポイント
繰り返し求められるのは決まった数種類の書類です。一度にそろえてスキャンし、種類と期間で名前を付けておけば、あとの追加提出はファイルを送るだけになります。自営業の場合は、求められる期間が長いので、もっと早く始めます。クロージング後もこのフォルダーは解散しないでください。確定申告、保険、その後のローンの借り換えでもまた使います。