家の向きと自然光を把握する
内見の時間は午前10時かもしれませんし、午後3時かもしれませんが、それは1日のうちの1つの断面にすぎません。残りの23時間の様子は、家の向きで決まります。
家の向きが影響すること
最も直接的なのは日当たりです。どの部屋が朝に明るく、どの部屋が午後に明るく、どの部屋が一日中暗いのか。これは空間の使い方に影響し、住み心地にも影響します。
次に、暑さ寒さと光熱費です。日照の多い側は夏に暑くなりやすく、冬はその逆になります。気候の差がはっきりした地域では、この違いは小さくありません。
3つ目は実際の使い勝手です。洗濯物を干すこと、植物を育てること、そして特定の時間帯にある部屋が使えるかどうかです。
その場でできること
道具は要りません。スマートフォンで足ります。
- 確認できる相手
- スマートフォンのコンパスで、家の正面がどの方角を向いているかを確かめる
- 主な部屋がそれぞれどちら側にあるかを書き留める
- 窓の大きさと数、外に光を遮るものがないかを見る
- 大きな木や隣の建物が光を遮っていないかに注意する。これは冬と夏で違います
- 昼間に照明をつける必要のある部屋がないかを見る
売主や近所の人に尋ねる質問
住んだことのある人にしかわからないことがあります。
- 確認できる相手
- 夏に最も暑いのはどの部屋ですか。冬に最も寒いのはどの部屋ですか。
- 冷暖房の月々の費用はおよそいくらですか。(多く使う季節とそうでない季節について、それぞれ尋ねる)
- 昼間に照明をつける必要のある部屋はありますか。
- 午後に西日の問題はありますか。
同じ日の異なる時間帯に1回ずつ行く
その家がすでに候補リストに入っているなら、異なる時間帯に1回ずつ見に行く価値があります。午前に1回、午後に1回です。まったく違う2軒の家を見ることになります。
当サイトには、異なる時間帯に現地を歩いてみることについての別の記事があります。同じ日のうちに済ませるよう予定を組めば、時間帯ごとの地域の様子もあわせて見られます。
正解となる向きはない
どの方角が良いかは、住む場所の気候、生活のリズム、何を重視するかによって決まります。朝の日差しが好きな人と暑さが苦手な人では、答えは同じになりません。
ここでお伝えしたいのは1つだけです。家の向きは内見の最中には見落とされがちですが、入居後は毎日体感することになります。
同じ向きでも、季節によって違う
太陽の角度は季節によって変わります。冬は低く、夏は高くなります。そのため、夏には日が当たらない部屋が、冬には午後じゅう日が当たっていることがあり、その逆も成り立ちます。内見したその日の光は、その1つの季節を表しているだけです。
もう1つ、よく見落とされる要素が木です。落葉樹は夏には光を遮り、冬には遮りません。そのため、同じ窓でも2つの季節で日当たりが大きく違うことがあります。内見のついでに、窓の外の木がどんな木なのかを見ておきましょう。
ですから、尋ね方はもっと具体的にできます。「この部屋は、冬はだいたい何時ごろから照明が必要になりますか。夏の午後は、カーテンを閉めなければならないほど暑くなりますか」。当サイトには、異なる時間帯に現地を歩いてみることについての別の記事があります。日程が許すなら、季節を1つ空けてもう一度行くと、答えの残り半分が見えてきます。
この記事の範囲
この記事は、自分で観察できる項目を扱っています。特定の家の条件を判断するものではなく、不動産に関するいかなる助言にもあたりません。
ポイント
内見したその瞬間は1日のうちの1つの断面にすぎず、残りの23時間は家の向きで決まります。その場でコンパスで一度確かめ、同じ日の異なる時間帯に1回ずつ行きましょう。正解となる向きはなく、季節によっても変わります。