ホームインスペクション報告書は保管する:クロージング後も役に立つ
ホームインスペクション報告書の用途は、通常「買うかどうかを決めるため」と理解されています。しかしこれは同時に、専門家が作成した、日時のわかる住宅の状態の記録でもあり、その価値はクロージング後に初めて発揮されます。
メンテナンス計画の下書きになる
報告書で「その他」に分類した項目、つまり急ぎではないけれども遅かれ早かれ対処が必要なものは、そのままこれから数年間のメンテナンスのリストです。
ですから入居後に、それらの項目を緊急度の順に一度並べ、これからの数年間に振り分けます。そうすれば、ある年にいくつもの支出が重なることもなく、忘れていたせいで小さな問題が大きな問題になることもありません。
「その時点の状態」が記録されている
あとでどこかに問題が出たとき、報告書はこう教えてくれます。この問題はクロージングの時点ですでにあったのか?そのときはどんな状態だったのか?
この照らし合わせは、いくつかの場面で役に立ちます。保険に関する手続きをするとき、ある状態が悪化し続けているのかどうかを判断するとき、あるいは単に新しいものか古いものかを知りたいときです。
実用的な情報がたくさん書かれている
報告書には通常、あとで繰り返し使うのに覚えてはいられない情報が含まれています。
- 確認できる相手
- 主要な設備の型番、製造年、仕様
- 水道の元栓、分電盤、ガスの元栓の位置
- 屋根の材質、水道管の材質、電気配線の方式
- フィルターのサイズと位置
- 各設備の容量
売るときにも使う
将来売ることになったとき、この家についての質問に答える必要があり、報告書は思い出すための出発点になります。いつ何が見つかり、そのあとどう対処したのか、です。
ですから、もっとよいやり方があります。報告書をひとつのファイルの出発点とし、その後の修理、交換、改装のたびにそこへ追加し、日付と業者を書き添えるのです。数年たてば、完全な住宅の履歴ができあがります。
保存の仕方
PDF をクラウドとオフラインにひとつずつ保存し、ファイル名には住所と日付をはっきり書きます。専門検査の報告書、施工業者の見積もり、クロージングの関連書類も、すべて同じフォルダに入れます。
当サイトには、すべての書類の写しを受け取り、バックアップを取ることについての別の記事があります。同じやり方をそのまま使えます。また、紙のものがあれば、それも一部残しておきましょう。場合によっては必要になります。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、報告書のその後の使い道と保存の方法です。特定の物件の状態を評価するものではなく、検査結果の読み解きも行いません。関連する判断は、資格のある専門家から得てください。
ポイント
報告書の価値は、クロージング後に初めて発揮されます。メンテナンス計画の下書きであり、日時のわかる状態の記録でもあり、将来売るときにも使います。設備の型番、製造年、位置など、実用的な情報がたくさん書かれています。スキャンして3か所に保存しましょう。