何軒か見たあとの比べ方:まず記録を同じ形式にそろえる
当サイトには、内見のたびに同じチェックリストを持っていくことについての別の記事があります。当サイトには、1軒ごとに欠点を3つ書き留めることについての別の記事があります。この記事が扱うのはその次の一歩です。何軒かの記録を並べ、実際に取捨選択をします。
記録と比較は別々の作業
見終えた家すべてに記録があっても、その記録同士を比べられるとはかぎりません。1軒目にはたくさん書いたのに5軒目は数語しか残っておらず、しかも使っている項目の組み合わせが同じではありません。
ですから比較の第一歩は、1軒ずつ同じ形式に補うことです。当サイトには、内見のたびに同じリストを持っていくことについての別の記事があります。そのリストの項目がこの表の列になるので、補うときはそれに沿って進めます。
まず、変えられないものと変えられるものを分ける
向き、通り、通勤、敷地、間取りの骨組み。これらは買ったあとも基本的にそのままです。キッチン、床、塗装、照明器具は別の種類です。第一印象には大きく影響しますが、長く住むことへの影響はずっと小さくなります。
比べるときは1つ目の種類だけを比べます。2つ目の種類を入れるのは好き嫌いの欄ではなく、コストの欄です。
家の長所ではなく、自分の項目を使う
どの家にも目立つ売りが1つか2つあります。その売りをそのまま列にしてしまうと、表は「それぞれに良さがある」というものになり、結果が出ません。
当サイトには、希望条件を「必須」と「あればうれしい」の2列に分け、それぞれ5項目までにすることについての別の記事があります。その10項目が列のもとになります。必須の項目は最低ラインです。まず最低ラインを越えてから、プラス面の話をします。
3つの欠点を並べて見ると、別のことが見えてくる
当サイトには、見た家すべてについてその場で欠点を3つ書き留めることについての別の記事があります。すべての家の欠点を同じ1つの列に入れると、1軒だけを見ていたときには見えなかった情報が現れます。
同じ欠点が何軒にも繰り返し出てくるなら、それはたいてい、この地域、この価格帯、この築年数ではふつうのことであり、この1軒が特に悪いわけではありません。こういう欠点について問うべきなのは「これを受け入れられるか」であって、「別の家にすればましになるか」ではありません。
比べても決まらないときは、たいてい情報がそろっていない
2軒に優劣がつかないのは、多くの場合、いくつかのマスが空いているからです。違う時間帯に行っていない、通勤を実際に試していない、あるいはある設備の年数を聞きそびれている、といった具合です。
当サイトには、違う時間帯に現地を一度歩いてみることについての別の記事があります。当サイトには、通勤は実際のラッシュ時間帯に一度走ってみることについての別の記事があります。空いたマスが埋まれば、決めにくさの大半はひとりでに消えます。
この記事の範囲
この記事が述べるのは、記録を整理して比較する方法です。いずれの不動産も評価せず、いずれの家の価値や条件の良し悪しも判断せず、価格の動きも予測せず、誰に対してもどの家を買うかをすすめません。
価格に関わる判断は、最近の成約記録とあなたの専門家の意見が基準です。住宅の状態は、資格のあるホームインスペクターの報告書が基準です。
ポイント
比べる前に、まず1軒ずつ同じ項目の組み合わせに補います。項目のもとになるのは自分の「必須」と「あればうれしい」のリストであり、それぞれの家の売りではありません。比べるのは変えられない種類だけで、変えられるものはコストの欄に入れます。すべての家の3つの欠点を同じ列に入れます。繰り返し出てくるものはふつうのことであり、その1軒の問題ではありません。2軒に優劣がつかないときは、まだ空いているマスがないかを先に見ます。