見た家ごとに、その場で欠点を3つ書き出す
当サイトには、内見には同じチェックリストを持っていくことについての別の記事があります。この記事が扱うのは、チェックリストの外にあるものの、もっと重要かもしれない習慣です。どれほど気に入っても、欠点を3つ書き出すことです。
なぜ自分に探させるのか
ある家に心が動くと、注意は自然に、その気持ちを裏づける証拠のほうへ偏ります。広いリビングは目に入りますが、浴室が1つしかないことにはあまり気づきません。
これはごく普通のことです。そして、自動的に起こるからこそ、それを打ち消す機械的なルールが必要になります。気に入ると同時に、その代償も見ているようにするためです。
ルールそのものは簡単
家を出たあと、次の家へ行く前に、欠点を3つ書き出します。決まりは必ず3つで、減らしてはいけません。
この家には欠点がないと感じるなら、なおさら書くべきです。書けないのは、たいてい、まだよく見ていないか、すでに問題を探したくない状態に入っているかのどちらかです。どちらも注意に値します。
欠点は具体的に
「少し狭い気がする」は数えません。「主寝室に今のベッドが入らず、クローゼットのスペースもない」なら数えます。具体的な欠点は、あとで評価できます。解決できるか、いくらかかるか、自分は我慢できるか。大ざっぱな感覚ではそれができません。
また、どれが変えられて、どれが変えられないかも、できるだけ区別しましょう。キッチンが古ければ取り替えられますが、家が大通り沿いにあることは変えられません。この分類は、何軒かの家を比べるときに特に役立ちます。
問いを1つ添える
欠点の1つ1つのあとに、「対処するとしたら、最初の一歩は何か」という一文を加えます。
答えが「誰かに見積もりを頼む」になるものもあれば、「打つ手なし」になるものもあります。そして「打つ手なし」という言葉を書く過程そのものが、自分が何を受け入れようとしているのかをはっきりさせてくれます。
数週間後に振り返る
7、8軒見たら、すべての3行を広げて見てみましょう。2つのことに気づきます。
第一に、ある種の欠点が繰り返し出てきます。それは個々の家の問題ではなく、あなたの予算やその地域の構造的な条件なのかもしれません。第二に、当初書いた欠点のなかには、今見るとそれほど深刻ではなくなったものがある一方で、かえって重要になったものもあります。この変化が、自分の優先順位がどこにあるかを教えてくれます。
決める前に、その3行をもう一度見る
いよいよオファーを出すというときに、その家の3つの欠点をもう一度読みます。この時点であなたはすでに気持ちと時間をつぎ込んでいますが、その3行は比較的冷静なときに書いたものです。
読み終えてもまだ買いたいなら、それで結構です。代償を知ったうえで決めたことになります。この記事の目的はそれだけです。当サイトには、何軒か見たあとにどう比べるか、まず記録を同じ形式にそろえることについての別の記事があります。その3行は、比較するときに最も役立つ欄です。
この記事の範囲
この記事は、自分で記録できる比較の方法を扱っています。特定の家の条件を判断するものではなく、不動産に関するいかなる助言にもあたりません。
ポイント
どれほど気に入っても欠点を3つ書き出し、しかも確かめられるくらい具体的にしましょう。欠点の1つ1つに、尋ねるべき問いを1つ添えます。数週間後にその3行を振り返ると、判断はその場よりもはっきりします。