クロージングに必要な資金をどの方法で支払うかを確認する
これは取引全体のなかで金額が最も大きい資金移動であり、手続き全体のなかで最も慎重さが求められる段階でもあります。時間も方法も、間違えるわけにはいきません。
まず3つのことを聞く
クロージング日の数日前には、はっきりした答えを得ておきます。当日まで待ってはいけません。
- 確認できる相手
- どの支払い方法を受け付けていますか?
- 正確な金額はいくらですか?いつ確定しますか?
- 遅くとも何時までに着金している必要がありますか?
金額は最後になって確定する
クロージングの最終金額は、通常、クロージングが近づいてから確定します。日割りで計算される項目が含まれているためです。ですから、早い段階の見積もりをもとに準備してはいけません。
はっきり聞いておきましょう。正式な金額はいつ知らせてもらえますか?どのような形で届きますか?それを受け取って初めて、いくら用意すればよいかがわかります。そしてその時点では、残りが1〜2日しかないこともあります。
銀行側の手配も先にしておく
高額の資金移動には、銀行側で限度額があったり、窓口での手続きが必要だったり、事前の連絡が必要だったりすることがあります。当日になって気づいたのでは、間に合いません。
そこで、数日前に自分の銀行に聞いておきます。この金額をこの方法で送るには何が必要ですか?限度額はありますか?当日は何時までに手続きする必要がありますか?予約が必要なら、先に予約しておきます。
口座情報は必ず電話で確認する
これは取引全体のなかで金額が最も大きい送金であり、送金詐欺が最も狙いやすいタイミングでもあります。手続きをする前に、自分で別途調べた電話番号で受取側に電話をかけ、口座名義、銀行、口座番号を一項目ずつ照合してください。
email に書かれた番号は使わず、着信表示の番号にかけ直すこともせず、email の内容と見比べるだけで済ませることもしないでください。当サイトには、送金詐欺に注意すること、つまり住宅購入の過程で最も多い重大な損失についての別の記事があります。クロージングの前に必ず読んでおいてください。
送ったあとは自分から確認する
送金したからといって、完了したわけではありません。電話で相手が受け取ったことを確認し、書面での確認ももらいます。予定の時間を過ぎても届いていなければ、すぐに追跡してください。
クロージング当日は時間に余裕がなく、資金が届いていなければ手続きはそこで止まってしまいます。少し余裕を持たせ、ぎりぎりの時間に合わせないようにしましょう。
記録をすべて残す
送金の控え、相手からの確認、そして確認の電話をかけたときの通話記録は、すべて残しておきます。あわせて、最終的な費用の明細も保管してください。あとで照合するときや、税務申告に関わる場面で必要になることがあります。当サイトには、有効な身分証明書と関連書類をすべて持ってクロージングに出席することについての別の記事があります。
この記事は、税務に関する説明や助言を一切行いません。関連する疑問は、資格のある専門家に相談してください。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、手続き上の確認のステップと確認の方法です。具体的な金額は挙げず、特定の支払い方法や金融機関もすすめません。また、財務・税務・法律上の助言にもあたりません。実際の要件は、エスクロー会社またはタイトル会社の正式な説明が基準です。
ポイント
電信送金(wire transfer)かキャッシャーズチェック(銀行振出小切手)か、いつまでに着金していなければならないか。この2点は事前に聞き出しておきます。金額は最後の最後まで確定せず、銀行側では予約が必要なことも多く、1日の限度額や窓口の受付時間に引っかかる可能性があります。この2つの制約を先に確かめておけば、あとは手順どおりに進めるだけです。