住宅購入のスケジュールを一度逆算する:今日から先へではなく、クロージング日からさかのぼる
住宅購入のスケジュールは低く見積もられがちです。ローン審査、ホームインスペクション(住宅検査)の日程、売主の協力の度合い、タイトル調査など、ほとんどの工程が自分の思いどおりにならないからです。一度逆算してみると、今日から先へ考えるよりずっとはっきりします。
なぜ逆算するのか
今日から先へ考えると、得られるのは「だいたいいつごろ買えるか」という、あいまいな幅です。目標の日からさかのぼると、得られるのは「どれを遅くともいつまでに終えなければならないか」という、期限付きの行動の一覧です。
そして実際に決断を迫るのは、たいてい賃貸契約の満了日です。それは先延ばしにできず、延ばせば直接コストが発生する唯一の日付だからです。
おおまかな区分
順調な場合、本格的に準備を始めてから鍵を受け取るまで、3〜6か月というのがよくある範囲です。この期間はおおまかにいくつかの区分に分けられ、どの区分も長引く可能性があります。
- 確認できる相手
- 準備期間:家計を整理する、クレジットレポートを調べる、資金をそろえる
- 事前承認(pre-approval)を取得する
- 内見とオファー(最も予測しにくい区間)
- オファーが受け入れられてからクロージングまで:ホームインスペクション、査定(appraisal)、ローンの承認、タイトル調査
最後の区間の期限は互いにかみ合っている
オファーが受け入れられたあとの期間には、いくつものことが同時に進み、それぞれに期限があります。ホームインスペクションの期限、ローンのコミットメントの期限、査定の完了、タイトル調査です。どれか一つが遅れると、クロージング日が後ろにずれる可能性があります。
当サイトには、オファーからクロージングまで各段階で誰が何をしているかについての別の記事があります。
先に賃貸契約の問いに答える
内見を始める前に、2つの問いに答えを出しておく価値があります。現在の賃貸契約はいつ満了するのか。住宅購入が予定より3か月遅れた場合、住む場所はあるのか。
2つ目の問いに答えがないと、価格交渉やホームインスペクション後の交渉での余地が狭まります。時間に追われると、本来なら受け入れない条件を受け入れてしまうからです。これは最もよくある不利であり、最も事前に避けやすい不利でもあります。
- 確認できる相手
- 賃貸契約の満了日と、月単位で更新できるかどうかを確認する
- 中途解約の条件とコストを確認する
- 短期のつなぎの住まいが必要な場合は、実行できる選択肢と費用を先に確認する
逆算した日付はリマインダーにする。そうしなければただの紙
逆算の価値は、その日付を割り出すことにあるのではなく、知らせるべきときに知らせてくれるかどうかにあります。ですから、各区分の「遅くとも始める日」は、ノートに残すのではなく、すべてカレンダーに入れてください。
当サイトには、オファーが受け入れられたあと、その後のすべての期限をすぐに並べて書き出すことについての別の記事があります。当サイトには、すべての書類の署名期限をカレンダーに入れることについての別の記事があります。逆算した日付は、その2つと同じ一枚の表にまとめ、別々に置かないでください。
また、毎月一度振り返って照らし合わせます。実際にどこまで進んだのか、もとの見込みとどれだけ違うのか、です。遅れているときは目標の日を調整し、最後の区間を圧縮しようとしないでください。最後の区間の期限はほかの人が決めたもので、縮めることはできません。
この記事の範囲
この記事は、自分で逆算できるスケジュールの組み方を扱っています。ローン、名義の移転、取引に関する実際の規定を説明するものではなく、法律、財務、不動産に関する助言にも当たりません。
実際の期限と流れは、あなたの契約書、貸し手(レンダー)、担当の専門家の正式な説明を基準にしてください。
ポイント
入居したい日からさかのぼるほうが、今日から先へ考えるよりはっきりします。最後の区間のいくつかの期限は互いにかみ合っており、一つを動かすとほかにも影響します。賃貸契約がいつ満了するのかがここでの最初の入力であり、逆算した日付はリマインダーに設定します。紙に残すだけなら、ただの紙です。