通勤は実際のラッシュ時間帯に一度走ってみる。行きも帰りも
内見の日は、たいてい週末か平日の昼間で、道はすいています。しかし、あなたがその後毎日通るのは、ラッシュ時間帯のその道です。
差は積み重なると大きい
毎日 20 分余計にかかると、1年で 80 時間あまり、およそ2週間分の労働時間になります。そして通勤時間の違いは、住宅購入の判断の中で数少ない「毎日実感する」要素です。
家の欠点の多くは、慣れることも改善することもできます。通勤はそうはいきません。毎日あらためて繰り返されます。
なぜ地図では足りないのか
ナビアプリの予測は通常、過去の平均に基づいています。しかし体感を本当に左右するのは、ばらつきです。特にひどく混む日がある、ある交差点でいつも渋滞がつながる、ある区間が工事中である。こうしたことは平均値からは見えません。
さらに、地図が教えてくれない部分もあります。駐車場所を見つけるのがどれほど大変か、退勤時の左折で信号を何回待つか、雨の日に冠水するかどうかです。
試し方
平日の実際のラッシュ時間帯に一度走ります。しかも行きと帰りは別々に試します。多くのルートでは2つの方向で混み具合が違い、片道だけ試すと低く見積もってしまいます。
- 確認できる相手
- 平日朝のラッシュ時間帯に、行きを実際に一度走る
- 夕方のラッシュ時間帯に、帰りを実際に一度走る
- 公共交通機関を使う場合は、同じ時間帯に実際に一度乗ってみる(乗り換えと徒歩を含む)
- 印象ではなく、実際にかかった時間を書き留める
あとで気づくのではなく、判断材料に入れる
実際に試した結果は、あなたの「必須/あればうれしい」リストに戻して考えます。通勤が必須の列にあるなら、測った数字がそのまま即不採用の根拠になります。あればうれしい列にあるなら、あなたが出してもよいと思う価格に影響します。
どちらの場合でも、オファーを出す前に答えが出ているべきです。
ついでに確かめること
せっかくその道にいるのですから、地図を見るだけでは分からないことをいくつか、ついでに確かめます。どれも数分しかかかりませんが、どれも毎日出合うことです。
- 確認できる相手
- 退勤の時間帯に、近所の駐車スペースが実際どのくらい埋まっているか
- 家に帰る最後の区間の照明の状況
- 道沿いに、自分が使うガソリンスタンド、スーパー、薬局があるか
- 携帯電話の電波がどの区間で途切れるか
- 子どもの送り迎えをする場合、学校から家、家から職場という順番がうまくつながるか
一度だけで終わらせない
一度きりの結果は、たまたま良い日か悪い日だったのかもしれません。その家がすでに真剣に検討する段階に入っているなら、別々の曜日に一度ずつ試す価値があります。
特に月曜日と金曜日は、道路状況がほかの日と違うことがよくあります。2、3回の結果は1回よりずっと信頼できます。そしてあなたは、この先何年もそこに住むのです。
同じ外出で、一緒に見ておきたいこと
せっかくラッシュ時間帯にその地域まで車で行ったのですから、本来なら別に出かけなければならない用事をいくつか、その道中でついでに片づけられます。
以下の記事はそれぞれ1つずつ扱っていて、どれも現地でなければ分からないことです。
- 確認できる相手
- 当サイトには、平日の夜と週末という違う時間帯に現地を一度歩いてみることについての別の記事があります。
- 当サイトには、隣人と周辺環境の手がかりに目を配ることについての別の記事があります。
- 当サイトには、携帯電話の電波と、利用できるインターネット事業者を確認することについての別の記事があります。
- 当サイトには、今は子どもがいなくても学区を確認することについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事が扱うのは、自分で段取りできる実地の試し方です。いずれかのルートの状況を判断するものではなく、不動産に関する助言にもあたりません。
ポイント
実際のラッシュ時間帯に、行きと帰りを一度ずつ走ります。地図上の予測では、信号待ちや合流の積み重ねは分かりません。一度だけで終わらせないでください。日による差そのものが情報です。同じ外出のついでに、道沿いのガソリンスタンド、スーパー、いちばん近い救急外来がどこにあるかも見ておきます。