どのくらい住むつもりかをよく考える。売買のどちらの側にもコストがあるから
これは決まった答えのない問いですが、必ず自分で考えておかなければなりません。買うときにも売るときにも一度きりのコストがあり、それは長く住んでも短く住んでも変わらないからです。
どちらの側にも一度きりのコストがある
買うときにはクロージングに関する各種の費用があり、売るときにも費用があります。不動産エージェントの報酬、名義移転に関する費用、発生しうる税務上の事項、そして売却のために行う片づけや修理です。
これらのコストの特徴は、3年住んでも 15 年住んでも、金額がおおむね固定されていることです。ですから保有期間が短いほど、これらのコストを1年あたりにならした負担は重くなります。これは算術であって、予測ではありません。
なぜ万能の年数がないのか
ネット上では「何年住めば得になる」という話をよく見かけます。その種の計算は、まず住宅価格の変動幅を仮定しなければなりませんが、その仮定そのものに根拠がありません。将来の価格は誰にも予測できないからです。
ですからここには1つの数字もなく、買うべきか買わないべきかの助言もありません。誠実にお伝えできるのは、どのコストなら事前に聞いて分かるのか、そしてどの要素を自分の判断に入れるべきかです。
事前に聞いて分かる部分
これらの数字は予測する必要がなく、聞けば分かります。並べて書き出しておけば、あなた自身の判断により確かな根拠ができます。
- 確認できる相手
- 買うときの各種費用。貸し手に書面の見積もりを求める
- 毎月の実際の支出:住宅ローン、固定資産税、保険、HOA(ある場合)
- メンテナンスの見込み支出。古い家と新しい家では大きく違います
- 売るときの一般的な費用構造。不動産エージェントに聞けます
- 将来貸し出す場合の、その地域の関連規定と実務
生活面の要素も同じくらい重要
お金だけで計算すると、あなたがどのくらい住むかを本当に決めるものを見落とします。
- 確認できる相手
- 仕事の安定性と、あり得る異動
- この先数年のうちに起こりうる家族の状況の変化
- あなたのニーズが変わったあとも、この家が合っているかどうか
- あなた自身がどれだけこの地域に残りたいか
- 滞在資格やビザの状況に関する考慮事項。この項目は資格のある専門家に相談してください
はっきりしないときはどうするか
この先数年の予定が本当にはっきりしないのなら、それ自体が重要な情報です。すべてが計画どおりに進むと仮定するのではなく、正直に判断材料に入れる価値があります。
こうした場合、柔軟性の高いプランを選ぶ傾向の人もいれば、ひとまず買わないことを選ぶ人もいます。
この数字は、あとのいくつかの判断に影響する
どのくらい住むつもりかは、感覚の話ではありません。いくつかの具体的な選択を実際に変えます。ローンをどう選ぶか、ある欠点について妥協する価値があるか、そして数年後のために今余計にお金をかけるかどうかです。
以下の記事が、それぞれその影響を受ける判断にあたります。
- 確認できる相手
- 当サイトには、ローンの種類ごとのトレードオフと、どの家を見られるかはそれで決まることについての別の記事があります。
- 当サイトには、希望条件を「必須」と「あればうれしい」の2列に分け、それぞれ5項目までにすることについての別の記事があります。
- 当サイトには、頭金、クロージングコスト、入居後の予備資金という3つのお金を分けて計算することについての別の記事があります。
- 当サイトには、リフォームが必要な家を検討するかどうかを決めることについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事は、考慮に入れる価値のあるコストの区分と生活上の要素を挙げたものです。損益分岐点を計算するものではなく、住宅価格や市場の動きについての予測もしません。買うべきか買わないべきかを勧めるものでもなく、財務上、税務上、投資上または法律上の助言にもあたりません。関連する疑問は、資格のある専門家に相談してください。
ポイント
買うときと売るときにはそれぞれ一度きりのコストがあり、長く住んでも短く住んでも同じように払います。万能の年数はなく、自分の数字で計算します。はっきりしないときは、答えを幅のある期間として書いておきます。あとのいくつかの判断すべてでそれを使います。