引き渡し当日に鍵を交換する
前の所有者から渡された鍵は、それで全部かもしれませんし、そうでないかもしれません。しかも過去数年のあいだに、清掃スタッフ、工事業者、入居者、近所の人、家族が合鍵を手にしていた可能性があります。これは確かめようがなく、対処するしかありません。
なぜ初日なのか
対処が済むまでは、誰が入れるのか分からないからです。しかも引っ越しの数日間は、家が開け放たれていることが最も多く、物が最も多く、見ている人も最も少なくなります。
そのうえ、費用は高くなく、時間もかかりません。それでいて、一度で片づき、あとは考えなくて済む数少ない用件のひとつです。
対処する出入口は玄関だけではない
入れる場所をすべて書き出してみましょう。そのうちの一つ二つは見落としやすいものです。
- 確認できる相手
- 玄関、裏口、勝手口
- ガレージに通じるドア
- ガレージの外側の大扉とリモコン
- 地下室やその他の独立した出入口
- フェンスと通用門がある場合は、それもあわせて対処する
- 郵便受け
錠の交換とシリンダーの交換は別の選択肢
錠をまるごと交換する方法と、中のシリンダーだけを交換して古い鍵を使えなくする方法があります。どちらでも目的は果たせますが、費用と時間が違います。
錠そのものの状態が良ければ、通常はシリンダーだけの対処で足ります。インスペクション報告書で錠の状態に問題があると指摘されていたなら、ついでに交換してしまいましょう。この点は鍵屋に聞けます。実物を見たうえで提案してくれます。
電子機器とスマート機器は別に対処する
物理的な錠を交換しても、電子的なアクセス権は片づきません。次のものは分けて対処する必要があります。
- 確認できる相手
- 暗証番号錠:既存の暗証番号をすべて削除し、設定し直す
- ガレージドア:リモコンのペアリングをリセットし、古いものを消去する
- 警報システム:暗証番号を変更し、監視サービスのアカウントが誰の名義かを確認する
- スマートロック、カメラ、サーモスタット:アカウントが移管済みか、リセット済みかを確認する
- コミュニティの入館カードがある場合は、古いカードが無効になっているかを管理者に確認する
ついでに自分の予備を用意する
交換が済んだら、合鍵をどこに置くか、誰に渡すかを決めます。玄関まわりのよくある場所には置かないでください。そうした場所は誰もが知っています。
より良いのは、近くに住む信頼できる人に預かってもらい、誰に預けたかを記録しておくやり方です。当サイトには、家の記録帳についての別の記事があります。あわせて、新しい鍵の本数もその記録帳に書き込んでおきましょう。
初日のこの一件は、ほかの数件と同じまとまりに入る
鍵の交換は引き渡し当日にしておくべきことのひとつで、同じ日には同じ性質の用件がほかにもいくつかあります。どれも「日常の暮らしが始まる前に片づけておく」種類のものです。
以下の各記事は、同じまとまりの残りの用件をそれぞれ扱っています。
当サイトには、ガレージ側もひとつの入口であること、リモコン・キーパッドの暗証番号・アプリという一連の経路についての別の記事があります。リモコン、キーパッドの暗証番号、アプリというその経路は、同じ日の3つ目の入口です。
- 確認できる相手
- 当サイトには、鍵を受け取ってからの最初の1週間、安全と設備の7つのことについての別の記事があります。
- 当サイトには、水道の元栓、分電盤の主幹ブレーカー、ガスの元栓を見つけて印を付けることについての別の記事があります。
- 当サイトには、電気・ガス・水道・インターネットの名義変更日を引き渡し当日に設定することについての別の記事があります。
- 当サイトには、家の重要な日付を一枚の表にまとめることについての別の記事があります。
- 当サイトには、家の記録帳、あちこちに散らばったものを一つにまとめることについての別の記事があります。
この記事の範囲
この記事が提供するのは、一般的な安全面の準備に関する提案です。特定の業者や製品を推奨するものではなく、いかなる機器の安全性も評価しません。関連する作業は、資格のある専門家に任せてください。
ポイント
過去数年のあいだに誰が合鍵を手にしたかは調べようがなく、対処するしかありません。初日に交換し、玄関だけでなく、裏口、勝手口、ガレージから家に入るドアもすべて対象にします。錠の交換とシリンダーの交換は別の選択肢で、費用が大きく違います。電子錠は別にリセットが必要です。ついでに自分の予備の持ち方も決めておきましょう。